COLUMN コラム
永田 久美子

家づくりの豆知識①―無垢材ってなにがいいの?

「家づくりの豆知識」シリーズ、はじまります!

家づくりって、知らないことや初めて聞く言葉がたくさんありますよね。
でも、素材や構造のことを少し知るだけで、「自分たちらしい家づくり」のヒントが見えてきます。

このシリーズでは、住まいづくりに役立つ豆知識をわかりやすくお届けしていきます。
第1回は「無垢材」について。自然素材ならではの魅力を、やさしくご紹介します。

 

◎ 無垢材って?
無垢材(むくざい)とは、一本の木から切り出した“天然の木そのもの”の素材のこと。
集成材のように複数の板を接着剤で貼り合わせたものではなく、自然な木目や香り、ぬくもりがそのまま残っています。

 

◎ 暮らしの中で感じる「無垢材のよさ」
素足で歩いたときのやさしい感触
冬はヒヤッとせず、夏はベタつかない。季節ごとに気持ちよさを感じられます。

見た目と香りに癒される
本物の木ならではのあたたかみ。木の香りには、リラックス効果もあります。

経年変化を楽しめる
時間が経つにつれて色味が深まり、自分たちだけの「味わい」が出てくるのも魅力のひとつ。

調湿作用がある
湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥すると放出することで、快適な湿度環境を保ってくれます。

 

◎ どんな人におすすめ?
自然素材にこだわりたい方
小さなお子さんがいるご家庭(肌触りがやさしい)
アレルギーなどを気にされる方(接着剤の使用が少ない)

 

無垢材は、人にやさしい素材を選びたい方にとてもおすすめです。

 

◎ 無垢材の注意点も知っておこう
傷がつきやすい
→ でも、それも「味わい」として受け入れる楽しさがあります。
水に弱い
→ 湿気を吸収・放出する性質があるため、膨張・収縮により反りや割れが起こることも。定期的なメンテナンスが必要です。
樹種によって硬さが異なる
→ 針葉樹(ヒノキ、スギなど)はやわらかく傷がつきやすく、広葉樹(オーク、ウォールナットなど)は比較的硬くて丈夫です。

 

◎ 人気の樹種(おすすめ)
オーク(ナラ):やや硬く、ナチュラルで落ち着いた印象。人気No.1
ウォールナット:濃い色味で高級感あり。経年で色が明るくなるのも特徴
チーク:耐久性があり、水まわりにも強い高級材
ヒノキ・スギ(針葉樹):やわらかく、香りがよく、肌ざわりも◎

 

◎ リビア一級建築士事務所の無垢材の家
リビア一級建築士事務所では、構造や床材をはじめ、住まいのさまざまな部分に無垢材を取り入れた家づくりを行っています。
無垢材の家は、見た目の美しさだけでなく、暮らしはじめてからこそ実感できる心地よさがあります。

完成見学会では、実際に無垢材の床を素足で歩いて感じる体験も可能です。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

監修者松岡大玄 更新日: 2025年6月20日

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